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2008年 01月 04日
●ボギー、俺も男だ ウディ・アレン主演。 この作品、兎に角オープニングが秀逸。 のっけから名作「カサブランカ」のラスト空港のシーンが流れ、 カットバックでその映画を食い入るよう観るアレンのアップ。 もう、これだけでこの主人公がどれだけ”ボギー”に心酔しているか 手に取るように解る仕掛けになっている。 「カサブランカ」を観る主人公の「映画」を観る我々、という 入れ子構造がこのオープニングで極自然に成し遂げられている。 ウディ・アレンが素晴らしいのはもう言うまでも無い。 こういう、コンプレックスと妄想癖、神経症、強迫観念渦巻く ダメ男をやらせたら彼に勝るアクターは居ない。 今回も、”マイ・ボギー(妄想)”が随所に現れ、アレンを いっちょまえの”男”にさせようとアドヴァイスするが・・・ 一向に上手くいかない。 それは、慣れない店で常連面をしようとして 自分で自分の首を絞めるのと同じで、 アレンは到底ボギーには成れないからである。 ラストで 「やっぱり、僕は僕だ」と吹っ切るに至って、 主人公の”成長”に我々は立ち会う。 思わず「よくやった!よくぞここまで成長した!」と 声をかけ拍手したくなるようなシーンだ。 このラストもまたいい感じで、秀逸。 さらに、ダイアン・キートンが素晴らしく魅力的なのだ。 非常にファッショナブルだし、知的でコケティッシュな魅力も、 役にとてもマッチしている。 微妙な表情も凄く自然で、やはり凄い女優だと再認識。 (ミア・ファローもそうだが、どこか精神的な雰囲気のある女優は 素敵だ。 そしてそういう女優は、アレンの映画に良く似合う。) 「カサブランカ」だけでなく、「イージーライダー」や、 アランドロンの映画や、多分細かく調べればもっと多くの映画からの 引用がポイントポイントにあって、 映画好きにはニヤニヤしてしまう作りになっているところも良い。 ウディ・アレンの映画から、教訓めいたものを得る必要は無いと思う。 単純に、気楽に、 「ああ、なんてコイツ(大抵主人公の男性)はダメダメなんだ」 と時に笑い、時に同調しながら 彼特有のシニカルなユーモア、カメラワークに身を委ね、 結末を見守る友人のような気持ちでいればそれで良い、 そう思いながら私はいつも 彼の作品を観ている。
by dearcat
| 2008-01-04 22:09
| cinema
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