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2004年 03月 31日
夫たち、妻たち
愛と恋とセックスと結婚生活の矛盾と不可思議さを描いている、 ウディ・アレン得意のジャンル。 2組の夫婦の行方を追う。 カウンセリング形式と ビデオカメラを使ったドキュメンタリー風な演出が 個々の複雑な心情に リアリティを持たせているように思う。 冒頭で破綻した夫婦は、 互いに違うタイプの恋人を手に入れるが、 その”違い”が結局我慢できなくなり、元の鞘に戻る。 一方、もう一組の夫婦(ウディとミア)は、 冒頭の夫婦に触発されて(?)破綻し それぞれ別の人と恋に落ちるが、 元の鞘には戻らない。 この2組の夫婦の最終的な結果の違いは 何処にあったのだろう? 単なる偶然? 諦念? 考えさせられる部分だし、とても興味深い。 ウディがメロメロになる 教え子役のジュリエット・ルイスが 相変わらず扇情的で釘付けになる。 (ストレンジ・デイズのディーバのときもすごかったが) 彼の映画は、男と女の根源的かつ普遍的な難問を 思い出させてくれる。
by dearcat
| 2004-03-31 02:17
| cinema
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